1. 繰り返される「○期講習」への素朴な疑問
関西の大手進学塾では、どこも似たような学習カリキュラムが組まれています。そして、長期休暇になると、ここぞとばかりに「まとめの学習」を強いられます。ついこの間、春期講習をしたばかりですよね。
いやいや、その2ヶ月前には「前年度の総復習」などと銘打った冬期講習もあったはずです。
ここで、一体全体何をそんなに復習しなければならないのか、考えたことはありますか?
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2. 平常カリキュラムの質を疑うべき理由
素朴な疑問として、そんなにまとめて復習しなければいけないのなら、「平常のカリキュラムが良くない」ということになりませんか?子供達の自由に使える時間の約半分は、夏休みです。
その夏休みに、塾の実施する講習を詰め込まれ、かつ平常のカリキュラムも前に進められたらどうなるでしょうか。
一人一人のやるべき学習、それこそ「個別の苦手克服」や「自主学習」はいつになったらできるのでしょう?
答えはシンプルです。
「できません」。
3. 夏期講習のせいで「過去問」を解く時間がない!?
それどころか、受験生にとって最も重要な「志望校の過去問」を解く時間すらなくなります。ある塾では、保護者にこう指示するそうです。
「過去問は冬期講習までやらないようにしてください」
え?えっ?えー(≧∇≦)!
関西の中学入試日は、1月中旬ですよ?
「はい、冬期講習の授業内でやりますから」とのこと。
いやいや、それを塾の集団講義で一斉にやるなら、それは一人ひとりの「過去問演習」とは言えませんよね?と、思わずツッコミを入れたくなってしまいます。
4. 夏期講習は不要!本当にやるべき「夏の過ごし方」
結論を言います。夏期講習は要りません。
夏休みの間は、平日にしっかり「これまでの復習」をしてください。そして、土日は家族で思いっきり遊んでください。
「え〜っ!?そんなことをしたら合格できません!」
そう不安に思うかもしれません。ですが、いいえ、合格できます。
もしこれで合格できないとしたら、それは根本的な勉強法が間違っています。
毎週の復習テストや、月1回の公開テストの成績に一喜一憂して、心を奪われてはいけません。
5. 夏までに準備する「自分専用のカスタマイズテキスト」
塾の講習に行く暇があるなら、今すぐ手元にあるテキストやテストの問題を次の4つに分類しておきましょう。
- ◎:引っかからずにすぐ解けた
- ◯:ちょっと苦労したけれど解けた
- △:ちょっと苦労して、間違えた
- ×:まったく手が出なかった
この印を、問題番号の横にボールペンなど消えないペンでハッキリとつけておきます。
(「◯×の印が嫌だ」とこだわる方もいますが、そんな細かい部分で立ち止まっていては受験はうまくいきません!)
準備はこれだけです。
夏休みは、この「△」と「×」がついた問題だけを徹底的に解き直します。
クリアできたら斜線で消していきましょう。
どうしても自力で消せない(解けない)問題が残ったら、それは塾の先生に質問してください。
このように「自分用にカスタマイズされたテキスト」を夏休みにやり切ること。
これ以外に、一体何をする必要があるでしょうか?
6. 【科目別の注意点】国語のやり直しは不要、算数は必須
ここで、夏休みの復習における重要な留意点をお伝えします。
国語:語彙以外はやり直さなくていい!?
国語の長文読解は、語彙(言葉の意味)を除いてやり直す必要はありません。なぜなら、入試本番で「全く同じ長文」はまず出ないからです。仮に同じ出典の文章が出たとしても、設問が異なります。
算数:解き直しは「必須」
算数も全く同じ数値の問題は出ませんが、「同じ解法エッセンス」を使う問題は必ず出ます。そのため、算数のやり直しは必須です。
※長くなるため「理科」「社会」の具体的な対策はここでは割愛します。詳しく知りたい方は、問合せページからメールかLINEで質問してください。
7. まとめ:やるべきことが見えている人に夏期講習は邪魔
もう一度言います。夏期講習は不要(むしろ邪魔)です。
厳しく聞こえるかもしれませんが、本当にやるべき内容(自分の弱点)が明確に整理できている受験生にとって、塾の一斉夏期講習はむしろ「邪魔」でしかありません。
「それでも、周りと違うことをするのは不安だから……」
という方は、仕方がありません。塾が用意したレール(流れ)に乗るしかないでしょう。しかし、本気で効率よく逆転合格を目指すのであれば、この夏にやるべきことは決まっているはずです。
まして、このままでは「志望校に届かない!」と感じているならなおさらです。この投稿は如何でしたか?どこの大手塾でも講習は強制です。(本当は断れます!)で、誰もそれに疑問を感じません。本来なら秋からグーンと伸びるはずが、逆にトーンダウンする子が大手には多いですが、原因は夏の講習です。受ければ長い時間拘束され、宿題が山ほど出ます。いつになったら自分が最もやるべき内容をやれるのか…。受験生は悶々としているはずです。特に6年生の夏は総復習と過去問です。その総復習も自分にとっての総復習なので、講習は不要どころか、「邪魔」なんです。よくご検討ください。
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