—-乳児や幼児に関する様々な学術データを研究したわけではないので、長年多くの子どもたちを見てきた「あくまでも私の経験則」…と前置きしておきたいと思います—
中学受験を目指すご家庭は、教育に対する意識が非常に高く、ざっくりと言えば経済的にもゆとりのある富裕層が多い傾向にある。個人塾である私の教室へも、大変熱心なご家庭が多く来られる。
■体験授業で見える、勉強以前の「差」
体験授業で、初めて会った子供さんを何時間か見させてもらうと、「勉強以前の問題点」に気づくことがよくある。
それは、お母さんの「子育ての意図」だ。
私にとって子供の第一印象は、顔つきや言葉遣いだけでなく「持ち物」に如実に表れる。
大抵は小学校高学年で出会うため、ほぼ子育てのベースは固まった時期。ましてや、第2子以降となると、お母様も子育てのベテラン。
しかし、その段階であっても「少し力の入れ所をお間違いになったかもしれないな」と感じることが少なからずある。
「第一印象は持ち物」と書いたが、具体的に言えば次のようなことがポイントになる。
・教具類(まずはノート)
・ノートやテキストを入れるカバン
・塾で配られたプリント類の扱い方
この数点を見れば、その子が普段どう学習に向き合っているかの概観が見えてくる。決めつけは良くないが……長年の経験上、この見立てはまず外れない。
■子どもの持ち物には、お母さんの「イズム」が現れる
「きれいに書きなさい」
「きちんと整理しなさい」
親であれば、誰でも一度はこう注意したことがあるだろう。
でも、やり方がわかっていないのに「ただ、やりなさい!」と号令するだけでは、子供は上手くできません。
「手を出せば子供が甘える」と言う方もいるが、
まずは、言って聴かせて、
次に親が手本を見せ、
実際に子供にやらせてみなければ話は前に進まない。
言い様を変えるなら、やり方がわかっていない子供にとっては、それではやりようがない。
だからこそ、子供の持物には、お母さんの教育方針や「イズム」がはっきりと現れる。
高価なものや、可愛らしいキャラクターものは論外。
シンプルで、使いやすいものを、きちんと整理して持たせてやってほしいと思う。
そういう観点に立てば、学習の場においては、文房具に過度な装飾やキャラクターは不要だということが、自然とわかるはずだ。
■小1で身につけたい「ノートの魔法」
私が特にお勧めしたいのは、
小学校1年生の間に「方眼ノートのマス目の中に、一文字をきれいに書けるようになること」だ。
最初は1.2センチ(12ミリ)の大きめの方眼から。
それができるようになったら、1.0センチへ、さらに0.8センチへと、徐々にマス目を小さくしていく。
このステップを踏んで「限られた枠内に丁寧に文字や数字を書く」ことができるようになっていれば、その後の学習で色々なことがとても楽にできるようになる。そして、字を書くスピードも上がる(実はこれが大きい!)
数字をマス目に揃えて書ける子は、「計算ミスなど無用な心配!」と言えるほど、正確な処理能力が身につくのだ。
■早期教育よりも大切なこと
だからこそ、幼児期や低学年の時期はとても貴重だ。
そんな大切な時期に、母国語の基礎や生活習慣が固まる前から、ただ焦って早期の英語教育に走ったり、小さいうちから大手のお受験塾や進学塾に入れて、毎回のテストの成績だけで一喜一憂したりするお母さんを見かけるが、それはとても貴重な時間を無為にしてしまっていると私には思えるのだ。
当塾が対象に上げている中堅校…清風や明星、大阪女学院など、目標とする中学校への合格への道は、特別な魔法の授業などではなく、こうした毎日の小さな習慣の積み重ねから始まる。
結論!…「躾のきちんとできた子は、勉強もできる!」のだ。
まずは足元を見つめ直し、毎日のノートの書き方やカバンの整理整頓をお子さんと一緒に始めてみてはいかがだろうか?
【Kuma塾からのお知らせ】
当塾では、背伸びをしない「中堅校受験」に特化した指導を行っています。お子様の学習習慣や、受験に関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽に当ホームページのお問い合せから【メール】または【LINE】からご相談ください! 入会の勧誘はいたしません。セカンドオピニオンとしてご利用ください。

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