本気で子供を伸ばしたいんですか?
教育熱心という言葉がある。教育にとても前向きで子供の教育を第一優先にする…そういう意味だろう。
一方で、手塩にかけたお子さんをあずかるこちらとして、こう思うことが少なくない。 お子さんのこと好きじゃないんですか?と。
そんなことあるか!と思うのは自由だが、残念ながら現場の本音である。 『とにかく空き時間を作りたくないんです!』と仰る。見ていて痛々しいほど全力投球なのである。 そういうお母さんをつぶさに見たことがある。 あまり具体的に書くと差し障りがあるのでやめておくが、それでは子供が窮屈だろと思うのである。 事実、その子はいつもお母さんにこう聞いていた。「今日は何するの?」と。 もはやそれは自分の受験ではない。 今日は何をしないといけないか自分で把握もできていないのである。
「スパイラル」という名の詭弁と消化不良
こういう中学受験生が実に多い。 たくさんのテキストを抱えて、飽和な上に、それを教えてくれる個別にも行かされ、そこでもさらに負荷を増やされ、飽和を通り越えて消化不良を起こしている。
一方私は、大手の塾生を個別であずかると必ずやるのが宿題の選別。 実に無駄が多い。そして本人の特性が全く反映されていない。当然量が多いわりに痒いところには全く手が届かない。 『スパイラル』というのは詭弁だ。何回もやらせておけばそのうち解き方を覚えるだろうとでも考えているとしか思えない。 多分、大手の塾生の大半は受験の朝まで、そういうストレスフルな飽和状態でやり過ごすのだろうと思う。 実に可哀そうである。途中でちょっとでも細かに進捗を見てあげたら無駄は大きく省くことができる。 だがやらない。 なぜか? それでは講習を受けなくなったり、講座を減らしたりされるからである。
大手塾が「無駄」を省かない本当の理由
例えば本気で上位校に行かせたいなら早い段階で基本を終わらせておくべきだ。 その中の出来不出来を見て、補強しておいて、高学年は演習で仕上げるのがベストだろうと思う。 でも、どこもそんな方法は採らない。 なぜなら講習を受けさせたいからである。そして最終は志望校別特訓で引っ張るのである。 そうすることで学習量は確保されるだろうし、暗記が成績を下支えするのは間違いない。 が、全く自分のサイズに合わない服のような講習にどれほど意味があるのだろうか?
低学年で最難関を志望校としてしまった子がその後どんどん成績が下がってゆく悲劇を私は何度も見ている。 で、そういう子を個人塾であずかる。でも回復しない。 するとその責任はあんたの教え方がわるいからだとなるのである。
だから私は、入塾時に「選別」する
故に、私は、入会時の体験でこちらも選別させていただくことにしている。 本気で伸ばす気があるかどうか…そういう親子に出会いたいものだ。
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